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病院薬剤師の在宅医療

人生の最期を自宅で迎えたいという人の割合は,男性で60パーセントにまで登っているのだといいます。しかしその一方で女性は40パーセントほどの人間しかそれを望んでいないという現実があるものです。死に臨むときに最も大切なことは何かという問いに対しては,男性も女性も苦痛がないことという答えが最も多いわけです。次いで多かったのは、男性は自宅で死にたいということ。女性では家族や友人に迷惑をかけないで死を迎えたいということなんです。女性の在宅死志向が男性より低かったのは、こうした周囲への気遣いや配慮というものが、その一因になっているといえるでしょう。

国は高齢者の医療費増大を抑制するために、療養病床を減らして、在宅でのみとりを推進しているという世の中になっているのです。その対策の是非は別の話だとしても、在宅死を望む人は全体の半数に上っているのが、現在の日本の事実なのです。すでに、医療機関であったり、訪問看護ステーション。またヘルパーステーションであったり、在宅介護支援センターなどのネットワークは、しっかりと現代の世の中に需要に合わせるように構築されていて、それ相応の成果を上げているという現実があります。

こういった社会的な医療体制の変化に、病院薬剤師も対応をしていかなければならない世の中になりました。実際に、病院薬剤師の在宅医療への取り組み状況は、実に約70パーセントの薬局が、在宅訪問の届け出をしているものの、実際に訪問を行ったことのある薬局は20パーセント程度に過ぎないという現実があります。

そこには様々な問題が浮き彫りにされているのです。患者さん一人に対して、一人の薬剤師で当たることになるため、夜間であったり土曜日などの訪問になってしまうことが多くなるという現状があります。また主体的な訪問計画が組みにくく、医師の処方によって大きく左右されてしまうことも薬剤師が現実に訪問し、在宅医療を行うことができにくい要因のひとつになっているということが明らかです。

また、あるいはコストと利益のバランスが非常に悪く、病院としての効率的な経営が難しいことになるといった理由も挙げられています。こういったことから、実際に需要は高いはずなのに、訪問看護が行われていないという現実があるのです。しかしながら、これから先の世の中では、病院で最期の時を迎えたいという人間はどんどんと減少し、やはり住み慣れた自宅での最期を迎えたいという希望は多くなることでしょう。

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